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公演記録

Joint Dance Reecital 2015・11・7 池袋あうるすぽっと 昼夜2回公演

Joint Dance Reecital  2015・11・7 池袋あうるすぽっと 昼夜2回公演

山田奈々子モダンダンスグループは3演目出演

・山田奈々子作「朱い哀しみ」

・高田せい子作 山田奈々子出演「母」

・藤里照子、山田奈々子、和田寿子作・出演「三重奏」

☆伊地知優子様評

ダンスは若いうちがで、体力の衰えと共に舞台を去るというのが大方の舞踊家人生です。体力が大切なのは言うまでもありませんが、もしそれだけなら、スポーツ選手とどこが違うのかということになります。技術を磨いて身体能力を高めるという点は共通しますが、それによって勝ち負けを決めるスポーツとは違い、舞踊の体力と技術は、観客に何かを伝えるための、手段、道具、器に過ぎません。この大切な目的が往々にして忘れられて、道具、手段、器ばかりを見せまくっている舞台が、いまや花盛りです。前置きが長くなりましたが、「何を観客に届けるか」というダンス本来の当たり前の目的を当たり前に踊って、観客と心を通わせた公演に久々に出会いました。藤里照子、山田奈々子、和田寿子の大ベテランを中心に、池内新子、森谷紀久子、柳下規夫とこれまたベテランながら前期3名に続く世代が自作を持ち寄った「2015ジョイント・リサイタル」です。
2部構成で、まず先輩方の作品に始まる第1部、初めの山田奈々子作「朱い哀しみ」は、女性6人による、白と赤の若々しい衣裳で踊るその歌が、ややふざけた歌いっぷりで、本当は淋しいんだと言っているようです。6人の持つ唐傘のの深い赤が美しく、見掛けと内面の矛盾を表象して見事です。次いで高田せい子の代表作「母」(1938年初演)を山田がソロで踊ります。淡い藤色のロングドレスに黒いレースのショールを頭からかけ、落ち着いた中年女性の、一点を見つめるような意志を感じさせます。舞台を広く使った開放的な動きに、子をを育てた女の寛大さと自信が漂い、赤子をあやす表情には、溢れる愛しさのなかにも、危険への不安なのか、やや暗い表情も見えやがて祈りへと昇華します。軍靴の響き高まるなか、家族を飢えから砲弾から必死で守った「日本の母」を思いました。  -中略ー最後の「三重奏」では、藤里、山田、和田の3人合作で、3人3様の人生模様の断片を切り取った「風景」のような作品で、3人が伸び伸びと踊りながらもよく統制がとれているのはさすがです。何十年ものたゆまぬ努力が獲得してきた超ヴェテランダンサーの「体力勝負ではない技巧と表現力」に、蓄積の貴さを再認識した公演でした。 伊地知優子様評

☆オン・ステージ 2016・1・1日号 高橋森彦氏評

現代舞踊の重鎮が集う「2015 Joint Dance Recital]と題する公演が行われた。二部構成でソロ、デュオ、トリオ等少人数ながら幅広く個性的な作品が並んだ。第一部最初は山田奈々子作品「朱い哀しみ」。根尾櫻子、石丸麻子、滝野原南生、渡部里菜、西国領君嘉、田中唄那が、白の衣裳を着て白塗りで赤い和傘を持ち踊る。使用曲はたま。傘を掲げたり、拡げて閉じたり、舞台の前に置いて踊ったりする。レトロな趣の中に女性の哀しみがそこはかとなく立ちあがった。続く「母」は高田せい子の一九三八年作品。昨年の「ダンス・アーカイヴin Japanー未来への扉ー」では加賀谷香と馬場ひかりが踊ったが、その際の責任者・山田が舞う。ショパンの「別れの詩」にのせ子供を抱えるような仕草も慈悲深く、両腕を大きく用いるなど悠然とした踊りから大らかな母性を感じる。<中略> 最後は藤里、山田、和田による「三重奏」。第一部では人生の黄昏を思わせる標題が並ぶが、ここでは枯淡の境地など微塵も感じさせない。この会に関して総じて言えるが、舞踊への純粋な想いと年輪を加えた身体から奏でられる踊りの奥深さに圧倒された。(十一月七日夜 あうるすぽっと)             オン・ステージ 2016・1・1日号 高橋森彦氏評

2020.12.19 UPDATE

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11月5日よりヒラソル銀座ダンススクールにてレッスンスタート…

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Copyright © 2020 山田奈々子 モダンダンス・スタジオ. All Right Reserved.(写真協力 小澤純一、塩島千典、㈱エー・アイ、スタッフ・テス㈱ )(ホームページ制作 石丸麻子)